在マイアミ総領事館からの注意喚起(テロ・治安関連)

フロリダ州にお住いの皆様及び旅行者の皆様へ

平成29年5月23日
在マイアミ日本国総領事館

~海外安全情報(広域情報)~
ラマダン月のテロについての注意喚起

1.5月27日(土)頃から6月24日(土)頃は、
 イスラム教徒が日の出から日没まで断食を行うラマダン月に当たります。
 ラマダン終了後には約3日間(6月25日(日)頃から6月27日(火)頃)、
 イードと呼ばれるラマダン明けの祭りが行われます。
 (※)ラマダン月の開始は目視による月齢観測に依拠するため、
    上記日程は直前に変更されることがあります。

2.イスラム過激派組織ISIL (イラク・レバントのイスラム国)は、
 2015年及び2016年にラマダン月の間にテロを呼びかける声明を
 発出しています。同声明との関係は明らかではありませんが、過去2年、
 ラマダン月に多数のテロ事件が発生しています。
 特に昨年は、邦人を含む多数の犠牲者が出たバングラデシュでの
 ダッカ襲撃テロ事件や、トルコのイスタンブールで
 アタテュルク国際空港の襲撃(45人が死亡、200人以上が負傷)などの
 テロ事件が発生しています。
 ※ 過去2年のラマダン月に発生した主なテロ事件
  ● 2016年
   ・ヨルダン:バカア難民キャンプ襲撃テロ事件(6月6日)
   ・米国:フロリダ州オーランド市内ナイトクラブ銃乱射事件(6月12日)
   ・フランス:パリ郊外における警察官刺殺事件(6月13日)
   ・ヨルダン:ルクバーン難民キャンプ爆弾テロ事件(6月21日)
   ・レバノン:バールベック・ヘルメル県における自爆テロ事件(6月27日)
   ・トルコ:イスタンブール・アタテュルク国際空港襲撃テロ事件(6月28日)
   ・マレーシア:クアラルンプール郊外プチョン地区ショッピングモール内オープンカフェ爆発事件(6月28日)
   ・バングラデシュ:ダッカ市内レストラン襲撃テロ事件(7月1日
   ・サウジアラビア:ジッダ、カティーフ、メディナにおける自爆テロ事件(7月4日)
  ● 2015年
   ・チュニジア:スースのリゾートホテル襲撃テロ事件(6月26日
   ・フランス:東部リヨンにおけるテロ事件(6月26日)
   ・クウェート:シーア派モスクにおける自爆テロ事件(6月26日
   ・エジプト:カイロ郊外における検事総長殺害テロ事件(6月29日)
   ・マリ:北部における国連車列襲撃テロ事件(7月2日)
   ・ナイジェリア:北部及び中部での連続爆弾テロ事件(7月5日~7日)
   ・エジプト:カイロ市内のイタリア総領事館前での爆弾テロ事件(7月11日)
  また、最近は、爆弾や銃撃に加えて、車両やナイフを使用したテロや放火、窃盗など簡単に一般人を多数殺傷できるテロが呼びかけられています。

3.本広域情報発出時点で同様の声明は確認されていません。しかし、近年、
 ラマダン月に多くのテロが発生していることを意識し、以下の対策をお願いします。
(1)最新の関連情報の入手に努める。
(2)テロの標的となりやすい場所(※)を訪れる際には、周囲の状況に注意を払い、不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる、できるだけ滞在時間を短くする等、安全確保に十分注意を払う。
 (※)観光施設、観光地周辺の道路、記念日・祝祭日等のイベント会場、ナイトクラブや映画館等の娯楽施設、レストラン、ホテル、ショッピングモール、スーパーマーケット等人が多く集まる施設、教会・モスク等宗教関係施設、公共交通機関、政府関連施設(特に軍、警察、治安関係施設)等。
(3)金曜日に注意して下さい。金曜日はイスラム教徒が集団礼拝を行う日であり、その際、モスク等宗教施設や群衆を狙ったテロや襲撃が行われることがあります。本年のラマダン月については、6月2日、9日、16日及び23日が金曜日に当たります。

4.海外渡航前には万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
さらに、渡航・滞在先の国・地域において緊急事態が発生した場合、メールアドレス等を登録されている場合には、外務省から随時一斉メール等により最新の情勢と注意事項をお伝えしています。
  3か月以上滞在する方は、必ず在留届を提出してください。
  (http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html )
  3か月未満の旅行や出張などの際には、「たびレジ」に登録してください。
  (https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# )

5.海外滞在中の安全対策については、「ゴルゴ13の中堅・中小企業向け海外安全対策マニュアル」も参照してください。
  (http://www.anzen.mofa.go.jp/anzen_info/golgo13xgaimusho.html

(参考広域情報・スポット情報)
・フランス:パリ市内のシャンゼリゼ通りにおける銃撃事件発生に伴う注意喚起(2017年4月21日)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C085.html
・エジプト:コプト・キリスト教会における連続爆弾テロ事件の発生に伴う注意喚起(2017年4月13日)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C080.html
・フィリピン:渡航する際のテロ等に対する注意喚起(2017年4月12日)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C076.html
・スウェーデン:ストックホルム市におけるデパートへの車両突入事案の発生に伴う注意喚起(2017年4月7日)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C070.html
・パキスタン:ラホール市で発生した爆発事件に関する注意喚起(2017年4月6日)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C069.html
・ロシア:サンクトペテルブルク市地下鉄における爆発事件の発生に伴う注意喚起(2017年4月3日)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C066.html
・英国:ロンドンにおける英議会下院及び周辺でのテロ事件発生に伴う注意喚起(2017年3月23日)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C057.html
・バーレーン:爆弾テロ事件発生に伴う注意喚起(2017年2月28日)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C040.html
・トルコ:ISIL(イラクとレバントのイスラム国)関係者摘発に伴う注意喚起(2017年2月10日)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C024.html
・モロッコ:テロの脅威に関する注意喚起(2017年2月8日)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C023.html
・ケニア:テロの脅威に対する注意喚起(2017年2月3日)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C021.html
・トルコ:イスタンブール市内ナイトクラブにおける銃撃テロ事件発生に伴う注意喚起(2017年1月1日)
 http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C002.html

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902、2903

(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○外務省 海外安全ホームページ:
 http://www.anzen.mofa.go.jp/
 http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)


【在マイアミ日本国総領事館】
 Consulate General of Japan in Miami
 80 S.W. 8th Street, Suite 3200, Miami, FL 33130
 電話:305-530-9090 FAX:305-530-0950
 ホームページ:http://www.miami.us.emb-japan.go.jp


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