Disney Parks Blog
『Walt Disney's Carousel of Progress』には、素晴らしい、そして美しい「明日」が待っています。
過去60年にわたり、ウォルト自身が情熱を注いだこのプロジェクトは
時代を超えて、楽観主義、革新、そして家族の絆を力強く映し出してきました。
そのテーマは一貫して変わらないものの、アメリカ演劇史上
最も上演回数の多いこのステージショーは、長年にわたり幾度となくその姿を変えてきました。
そこで、多くの人々に愛されるこのアトラクションの「次なる展開」について語る前に
まずはその進化の歩みを振り返ってみることにしましょう。
『カルーセル・オブ・プログレス』の変遷
『カルーセル・オブ・プログレス』の全貌を理解するには、1950年代まで遡る必要があります。
ウォルト・ディズニーがディズニーランドの拡張に目を向けた際、
彼は「メインストリート U.S.A.」の延長として、「エジソン・スクエア」と呼ばれるエリアの構想を練りました。
この広場の中心となるはずだったのが、
ウォークスルー形式のドラマ『ハーネスィング・ザ・ライトニング(Harnessing the Lightning)』です。
これは、電気やテクノロジーがいかにして
アメリカの一般家庭のライフスタイルを一変させたかを探求するものでした。
エジソン・スクエア自体は実現に至りませんでしたが、ここであるショーの基礎が築かれました。
それは、「テクノロジーは絶えず進化し続けるが、人間そのものは変わらない」という
力強い思想を核としたショーでした。
1964年から1965年にかけて開催されたニューヨーク万国博覧会に向けて
ディズニーのショーの制作が始まった際、ウォルトとイマジニアのチームは
「稲妻の力」というコンセプトを再構築し、
プログレスランド館の大ヒットアトラクション「カルーセル・オブ・プログレス」を生み出しました。
この博覧会では、アトラクションの象徴的な回転式シアターシステムが初披露され、
また、ディズニー・レジェンドであるリチャード・M・シャーマンとロバート・B・シャーマンによる
同じく象徴的なテーマ曲も初公開されました。
このアトラクションは大成功を収め、ウォルトにとって非常に思い入れの深いプロジェクトとなりました。
彼の根底にある楽観主義の精神を体現すると同時に、
オービルおじさんのつま先が浴槽の中でどのように動くかといった細部に至るまで、
彼自身が直接指揮を執ったクリエイティブな演出が反映されています。
博覧会での公演を終えた後、ウォルトはこのショーをディズニーランドへと移設しました。
1967年に同地でオープンした際、ショーにはいくつかの改良が加えられており
その中には第4幕のリニューアルも含まれていました
(この第4幕は、ウォルトが構想した「EPCOT」に基づく未来のコミュニティ、「プログレス・シティ」を舞台とするものとなりました)。
当時、このフィナーレがやがて訪れる未来を予示するものとなるとは、
誰も知る由もありませんでした。
その後、「カルーセル・オブ・プログレス」は1975年にウォルト・ディズニー・ワールドへと移設されることになります。
マジック・キングダムでの運営期間を通じて、
このアトラクションは脚本、声優、時代設定、さらにはシーン全体の刷新に至るまで、絶えず進化を遂げてきました。
一時期は「The Best Time of Your Life(人生で最高に素晴らしい時)」という
新しいテーマソングが採用されたこともあり、フロリダでの運営開始から最初の20年間は
本来のテーマ曲である「There’s a Great Big Beautiful Tomorrow(素晴らしい大きな明日)」に代わってこの曲が使用されていました。
現在でも、トゥモローランドの至る所でBGMとしてこの曲を耳にすることができます。
このアトラクションにとって最後となる大規模なリニューアルは1993年に行われ、
その際にはフィナーレのシーンが一新されたほか、
シャーマン兄弟が作曲したオリジナルのテーマソングが復活を遂げました。
ウォルトのビジョンを未来へ
カルーセル・オブ・プログレスは、現状維持のためではなく、変化を祝うために設計されました。
イマジニアたちは、ウォルトの革新への想いと未来を見据える精神を未来へと繋ぎ、
共にアトラクションの未来を築き上げていくという大きな責任を担っています。
昨年、オーディオ・アニマトロニクス技術の魔法によって、
ウォルト・ディズニー本人をアトラクション内でご覧いただけるようになると発表しました。
ウォルトは、1964年の特別番組「ディズニーランド万国博覧会」にインスパイアされたシーンに登場します。
この番組でウォルトは初めてカルーセル・オブ・プログレスの構想を発表し
より良い未来を形作る進歩の力への揺るぎない信念を語りました。
チームは、この特別番組に登場した数々の小道具、例えばプロトタイプのティキバード、
四風の塔の模型、「イッツ・ア・スモールワールド」の人形などを収集し、
再現することに大きな喜びを感じています。
かつては想像もできなかったこの冒頭のシーンは、
アメリカの家族と彼らの愛らしい犬の物語の新たな時代の幕開けとなるでしょう。
『カルーセル・オブ・プログレス』に新たな時代が登場
その名が冠されたアトラクションそのものにウォルト・ディズニーの姿を加えることに加え、イマジニアたちは全シーンを新たな時代へと一新するアップデートも行います。
これにより、絶えず進化し続けるテクノロジーと向き合いながら
ジョンやサラ、そして家族の面々がそれぞれの時代をどのように生きているのかを
目の当たりにすることができるようになります。
今回のアップデートにおける私たちの主要な目標の一つは、
ゲストの皆様が個人的なつながりを感じられるような時代を取り上げることで、
現代の観客にとっても親しみやすく共感できるアトラクションであり続けることでした。
私たちのチームの多くのメンバーもまた、まさにこれらの時代に青春を過ごした世代です。
そのため、この家族の物語の中に映し出された音楽、ファッション、テクノロジー、そして様々な体験の数々――
すなわち、私たちの歴史を形作ってきた要素の数々を改めて振り返る作業は
私たち自身にとってもまさに「思い出を巡る旅」のような、感慨深い体験となりました。
第1幕 — 1960年代
このショーが初めて万国博覧会で幕を開けた際、
その物語は、およそ60年前の新世紀の幕開けを振り返ることから始まりました。
それから60年以上が経過した今、この新しいバージョンはそのコンセプトを継承し
今日から遡ること60年、すなわち1960年代から物語をスタートさせます。
1969年の夏、「カルーセル・ファミリー」の一家は
世界中の何百万人もの人々と共にテレビの前に集まり
人類史上最大の偉業の一つである歴史的な「月面着陸」を目撃します。
畏敬の念に満ちたこの瞬間は、『カルーセル・オブ・プログレス』の核心に常に息づき、
そしてこれからも永遠に受け継がれていくであろう、「革新」と「可能性」の精神を象徴しています。
第2幕 — 1980年代
舞台は1980年代。「大きければ大きいほど良い(Bigger is Better)」という価値観が全盛を極め
あらゆるものがひたすら巨大化し続けていた時代です!
物語は1985年のハロウィーンの夜から再開し
今回はシリーズ史上初めて、サラが主役としてスポットライトを浴びます。
彼女が、次々と登場する新しい家電製品やガジェットがいかにして
家族全員の生活をより快適なものにしているかを紹介してくれます。
さて、ジョンといえば、彼はポーチ(玄関のひさし下のスペース)に出て
お菓子をもらいにやってきた子供たちにキャンディを配っています。
一方、かわいそうなオービルおじさんは、バスルームで「ここにはプライバシーなんてあったもんじゃない!」と嘆いている姿が見受けられます。
第3幕 —— 新千年紀
1990年代が幕を閉じようとする中、私たちの「カルーセル・ファミリー」は
1999年の大晦日に新千年紀の到来を祝う準備を進めています。
2000年へのカウントダウンに沸き立つ興奮の渦中で、「インターネット」という新たな存在が、
ジョン、サラ、ジミー、パティ、そして世界中の人々をかつてないほど強く結びつけていきます。
もっとも、家族全員が真夜中の瞬間まで起きていられるわけではありません。
おじいちゃんは盛大なカウントダウンが始まる前に、すでにうとうとと居眠りを始めています。
一方、おばあちゃんは皆の隙をうかがい、
こっそりとテレビのチャンネルをプロレス中継に合わせて楽しんでいます。
第4幕 —— ありうる未来
ショーのフィナーレを飾るのは、遠い未来の物語です。
私たちはそこで、地球を離れ、別の惑星にある住まいで暮らす家族の姿を最後にもう一度目にすることになります。
日々の家事を手伝ってくれる親切なロボットから宇宙旅行に至るまで、
このシーンは、驚くべき革新が生活の一部となった未来を鮮やかに描き出します。
そして、「美しい明日は、夢見る心さえあれば必ず実現する」という希望のメッセージを私たちに伝えてくれるのです。
この新たなフィナーレに命を吹き込むにあたり、
イマジニアたちは「ディズニー・レジェンド」であるジョン・ヘンチが描いた
初期のコンセプトスケッチへと立ち返りました。
彼の持つ豊かな想像力と未来へのビジョンから、彼らは大いなるインスピレーションを得たのです。
新作アトラクションポスターを初公開
マジック・キングダムでのデビュー当時に制作された
初代『カルーセル・オブ・プログレス』のポスターにオマージュを捧げた新作アトラクションポスターを
いよいよ皆様にお披露目できることを大変嬉しく思います。
このデザインは、アトラクションそのものと同様に
これまでの歩みと、これから私たちが向かう未来の双方を映し出したものとなっています。
変更はいつ実施されるのか?
絶えず進化を続けるこのアトラクションの次期バージョンに向けた準備のため、
「カルーセル・オブ・プログレス」は2026年7月6日より一時的に休止いたします。
なお、アトラクションの再開は2027年を予定しております。
ウォルトのビジョンを受け継ぎ、その歴史と精神を尊重しながら
まったく新しい世代のファンにこのショーをお届けする――
その実現に向け、チームが現在取り組んでいる素晴らしいプロジェクトの数々を
今後数ヶ月にわたり皆様にご紹介できることを心待ちにしております。
訪れようとしている「美しい明日」に、これ以上ないほどの期待を寄せています!
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